欧米金融機関の社債保有リスク、上昇-リーマンの出資交渉決裂で

22日のクレジット・デフォルトスワップ(C DS)市場では、欧米金融機関の社債保証コストが上昇した。米証券4位のリ ーマン・ブラザーズ・ホールディングスへの最大50%の出資をめぐり、同社と アジアの投資家との交渉が決裂したとの英紙フィナンシャル・タイムズ(FT) の報道が響いた。

リーマン債のCDSスプレッドは1カ月ぶり高水準となり、他の証券会社 のCDSスプレッドも上昇した。欧州系銀行の信用リスクの指標は7月16日以 来の高水準に達した。

CMAデータビジョンによると、リーマン債のCDSスプレッドは22ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の396bp。

CMAによれば、北米の投資適格級企業125社で構成するマークイットC DX北米投資適格指数は、変わらずの145bp。欧州の銀行・保険会社25社を 対象とするマークイットiTraxxファイナンシャル指数は1.5bp上昇の 89bp。投資適格級の欧州企業125社に基づいた同欧州指数は、1.75bp上昇 の100bp(JPモルガン・チェース調べ)。