ノーベル経済学賞受賞者:信用収縮が経済と金融市場を一段と圧迫へ

ノーベル経済学賞を受賞した経験の あるマイロン・ショールズ氏とダニエル・マックファーデン氏は21日、 過去1年に及ぶ信用収縮が世界経済ならびに金融市場を一段と圧迫する との見方を示した。

ショールズ氏は14人のノーベル経済学賞受賞者が参加したドイツの リンダウでの会議で、信用危機について、「まだ終了しておらず、終了 時期についてははっきりと分からない」と述べた。マックファーデン氏 はインタビューで、「危機が長引くにつれ、多くの企業の経営破たんが 見られよう」と指摘した。

ショールズ氏は「引き続き、相当な規模のレバレッジ解消が必要 だ」と指摘した。同氏は1998年のロング・ターム・キャピタル・マネジ メント(LTCM)破たん前に同社の共同経営者を務めた。

さらに同賞受賞者のジョゼフ・スティグリッツ氏はこの会議で、 「米経済の中枢部のはなはだしい失敗だ」と批判。さらに「市場のお祭 り騒ぎのなかで、同じ姿勢の規制当局が座をしらけさせることをためら った」と述べた。