外国人が3週ぶり買い越し、下落場面で買い戻しに動く-8月2週売買

東京証券取引所が21日に発表した8月第2 週(11-15日)の投資主体別売買動向(東証・大証・名証の1・2部合計)に よると、外国人が3週ぶりに買い越した。買い越し額は1096億円だった。

先週の日経平均株価はその前の週に比べ、149円(1.1%)安の1万3019円 と下落した。4-6月期国内総生産(GDP)のマイナス成長で国内景気の厳し さが再認識されたほか、不動産会社アーバンコーポレイションの破たんによる信 用警戒で銀行や不動産株などを中心に売りが膨らんだ。

立花証券の平野憲一執行役員によると、「外国人は6月4週からほぼ売り越 し基調にあり、1万3000円割れ水準でいったん利益確定による買い戻しを行っ た」という。外国人は6月4週から8月1週までで、差し引き1兆699億円売り 越している。ただ平野氏は、それに対する買い越し額が少ない上、景気が停滞に 入ったばかりで買いの根拠も見えてこないと指摘。「外国人は今週に入っても買 っている気配はなく、基本的に様子見姿勢」との見方を示している。

自己売買部門が売り越しトップ

主な売り越し主体では、証券会社の自己売買部門(1858億円)が5週ぶり、 生・損保(445億円)が2週連続でそれぞれ売り越しとなった。一方、買い越し 主体では外国人を筆頭に、投資信託(390億円)が2週連続、事業法人(309億 円)が2週ぶり、信託銀行(280億円)が5週ぶりでそれぞれ買い越した。