JSAT:船舶向けなどの通信で米社と合弁、13年度の利益目標4億円

衛星による通信・放送会社JSATは21日、 衛星経由で外洋を航行する船舶などに通信サービスを提供する事業に本格参入 すると発表した。同事業の世界規模の運営元である企業インマルサット(旧・ 国際移動通信衛星機構、本社ロンドン)の米関連会社との合弁で10月上旬を めどに事業を開始、2013年度に年商33億円、営業利益4億円を目指す。

JSATは2007年4月に有料多チャンネルのCS(通信衛星)放送会社 スカイパーフェクト・コミュニケーションズと経営統合。現在は持ち株会社ス カパーJSATホールディングス(HD)の子会社となっている。

合弁の相手はインマルサット傘下で通信サービスを展開している米ストラ トス・グローバル・コーポレーション。JSATが67%、ストラトスが33%を 出資して東京に資本金3億円の新会社を設立する。

日本でのインマルサットの事業は、旧KDD(国際電信電話会社)をルー ツに持つ国内通信2位KDDIがほぼ独占している状態。

21日に都内で会見した秋山政徳JSAT社長は、現在約100億円である同 事業の日本での市場規模が13年度には188億円程度に拡大すると予測。その時 点でもKDDI優位は変わらないものの、JSATとしては今後建造される船 舶への導入を働きかけるなどして、33億円の年商目標達成に努める意向を示し た。

スカパーJSATの株価は、合弁発表前の午後1時前に前日比2.8%安ま で売られていたが、発表を受け下げ渋った。終値は同750円(1.8%)安の4万 1950円。

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