スズキ:ブラジルの四輪車市場に10月に再参入-初年度7000台計画(2)

自動車生産で国内4位のスズキは21日、ブ ラジルの四輪車市場に再参入すると発表した。現地資本の販売代理店を通じて 10月から販売を開始する。スポーツ型多目的車(SUV)などを中心に初年度 7000台の販売を見込んでいる。

スズキは2003年3月まで子会社を通じてブラジルで四輪車を販売していた が、02年に起きたブラジルレアルの下落を受けて競争力が低下したことから同 市場から撤退した。しかし、同国経済が安定をみせた04年以降、四輪車市場も 順調に成長しており、07年は前年比27%増の246万台に拡大した。

一方、スズキは新興国で販売を伸ばしており、主力のインドでは乗用車市場 で50%超のシェアを握っているのをはじめ、ロシアでは10年にも現地生産を始 める計画。また中国では2つの持ち分会社を通じて生産、販売を行っており、07 年は前年比17%増の18万7000台を販売。しかし、成長市場であるBRICs の中で唯一、ブラジルが抜け落ちる格好となっていた。

このためスズキはサンパウロ市内にある現地資本のSUBアウトモトーレ ス・ド・ブラジル社を輸入代理店に指定し、10月から販売を再開することにし た。当初、8店舗でスタートするが年末までに15店舗まで増やすという。スズ キのブラジルでの四輪車販売は00年の約2000台がこれまでの最高だったが、再 参入後は初年度からその3.5倍の規模を見込む方針だ。

スズキの株価は前日比35円(1.5%)安の2275円(午後1時34分現在)、 これは昨年末の終値から32%下げた水準となる。