午後の日本株:安値圏もみ合い、金融の下げ続く-先物や中国にらみ

午後の東京株式相場は、日経平均株価が 午前の安値を下回って一時127円安の1万2723円まで下落。ただ、先物主導 の色彩が濃く、その後はこの日の安値圏でもみ合っている。オリックスが一段 安となるなど、海外信用不安の高まりを背景にその他金融株が下落し、保険や 証券、銀行といった金融株も軒並み安い。円高傾向や景気の先行き懸念から、 キヤノンや松下電器産業など電機株も軟調。中国株が下落していることも、全 般の心理的な重しとなった。

アイディーオー証券ディーリング部の菊池由文部長によると、「現物株の 売買高が少ないことから、限られた業種が動かす先物にどうしても振り回され やすい。日経平均は7月15日終値1万2754円を気にする動きとなっている」 という。

午後1時24分時点の日経平均株価は、前日比100円59銭(0.8%)安の 1万2751円10銭、TOPIXは8.99ポイント(0.7%)安の1224.38。東証 1部の売買高は概算9億7486万株で、20日の同時刻に比べて9.3%減少してい る。値上がり銘柄数は368、値下がり銘柄数は1231と、午前終値時点に比べて 値下がり銘柄数は約150銘柄増加。一方、昼休み中の東証立会外では約276億 円のバスケット取引が成立した。午後の東証業種別33指数の騰落状況では、 値上がり業種が10、値下がり業種が23。

景気対策への期待感から20日に大幅高となった中国株は、代表的な株価 指数CSI300指数が2.7%安の2464.16ポイントと反落。東京株式市場の午 前終値時点に比べて下げ幅が大きくなっている。

日本企業の社債保証コスト上昇

米証券大手リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの増資不調観測が報 じられるなど、引き続き海外信用不安への警戒感から金融株が安い。中でもオ リックスやアコム、クレディセゾンが安くなるなど、その他金融は午後も東証 1部業種別下落率で1位となっている。

21日のクレジット・デフォルトスワップ(CDS)市場では、日本が5週 間ぶりの高水準に上昇。投資適格級の日本企業50社の社債に基づくマークイ ットiTraxx日本指数は、2ベーシスポイント上昇の140bp(モルガ ン・スタンレー調べ)となった。指数上昇は、信用の質が劣化したとの認識を 示す。

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