短期市場:翌日物0.50-0.505%、積み始めで需要底堅い-金先は小幅高

短期金融市場の無担保コール翌日物は、日 本銀行の誘導目標0.50%付近で横ばい。今週に入って準備預金の新しい積み上 げが始まったばかりで、国内銀行を中心に積みの調達需要が底堅いが、資金需給 には余裕がある。一方、ユーロ円金利先物相場は、一部の利下げ期待のはく落も 景気後退懸念は強く、小幅高(金利は低下)で推移している。

翌日物は前日の加重平均金利0.503%に対して、国内銀行の調達が0.50%、 外国銀行の調達は0.505%で推移している。短期国債の発行日だった20日も

0.50-0.505%を中心に推移。レポ(現金担保付債券貸借)も0.5%台前半と落 ち着いた水準だ。

日銀が午前9時20分の定例金融調節を見送り、当座預金は前日比5000億円 減の8兆6000億円程度の見込み。準備預金(除くゆうちょ銀)は1000億円増の 5兆6000億円程度で、残り必要積立額(1日平均4兆7900億円)と積み終了先 から推計した中立水準4兆9000億円程度を7000億円程度上回る計算だ。

金利先物は小幅高

ユーロ円金利先物相場は小幅高。前日の米債高や日経平均株価の反発を受け て債券先物の買いが先行しているため。日銀総裁会見を受けて、今週前半の利下 げを期待したような買いは後退したが、景気懸念を背景に相場は底堅さもある。

中心限月2009年3月物は前日比横ばいの99.265で取引を始め、同0.010ポ イント高い99.275まで買われている。日銀総裁会見を控えた今週18日や19日 の取引では99.320(0.680%)と4月15日以来の高値をつけていた。

日銀は現状の景気判断を「停滞している」に下方修正したものの、先行きに ついては「次第に緩やかな成長経路に復していく」との見通しを維持した。日銀 総裁会見では、景気下振れと物価上振れ双方のリスクに注意が必要との判断が示 された。