エリクソンとSTマイクロ:移動体通信で合弁事業を立ち上げへ

無線通信ネットワーク構築で最大手、スウェ ーデンのエリクソンと欧州最大の半導体メーカー、STマイクロエレクトロニク スは20日、移動体通信部門の一部を統合し合弁事業を立ち上げると発表した。 半導体やネットワークの研究・設計の面で協力する。

両社の共同発表資料によれば、統合する事業の2007年売上高は計36億ドル (約3970億円)で、合弁後の従業員数は約8000人となる予定。エリクソンが 11億ドルを出資する。STマイクロは、今回の統合が完了する前に、オランダ の半導体メーカーNXPが保有するST-NXPワイヤレスの株式20%を取得 するオプションを行使する計画だ。

移動体通信機器を利用したインターネット接続やファイルのダウンロードが増 えており、今回の提携は高速無線通信向けアプリケーションの迅速な導入を狙い としている。エリクソンはすでに、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケー ションズと韓国のLG電子に無線通信関連製品を販売。一方でSTマイクロの最 大顧客には、フィンランドのノキアなどがある。

WestLBのアナリスト、トマス・ランガー氏はリポートで、「今回の提携 は、無線通信向け半導体市場の強い再編傾向に加え、移動体通信業界でソフトウ エアの重要性が増していることをあらためて示した」と指摘した上で、「エリク ソンの経営陣がこれに沿って行動していることは非常に好ましい」と述べた。同 氏はエリクソン株の保有を勧めている。

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