7月の海外投資家、北米勢が2年2カ月ぶりの売り越し額-地域別売買

東京証券取引所が20日に発表した7月の海 外投資家の地域別売買状況によると、北米とアジア地域はいずれも4カ月ぶりに 売り越した。売り越し額は北米が5122億円、アジアが2642億円。北米の売り越 し額は2006年5月(5232億円)以来、2年2カ月ぶりの高水準だった。半面、 欧州は1000億円の買い越しで、買い越しは4カ月連続。

7月は米住宅金融大手のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマッ ク(連邦住宅貸付抵当公社)の政府支援機関(GSE)2社を中心に、米金融シ ステム不安が再び高まった月に当たる。大和総研の土屋貴裕ストラテジストは、 北米の売り越し規模が予想以上に大きかったとし、「GSEが保証する債券約5 兆ドルの資産価値への不安感が高まる中、リスク許容度の低下で株式から債券へ の資金逃避やキャッシュポジションを積み増した表れ」と見ていた。