米ファニーとフレディへの公的支援、2230億ドルの債務借り換え次第か

米住宅公社のファニーメイ(連邦住宅抵当 金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が2230億ドル(約24兆 5000億円)相当の債券を9月末の償還期限に返済できるか否かが、公的支援を 回避できるかの決め手になる可能性がある。

両社が公表した数値とブルームバーグのデータによると、9月30日が期 日となる債務は、ファニーメイが約1200億ドル、フレディマックが1030億ド ルだ。

ポールソン財務長官は7月、ファニーとフレディの資金調達コストが上昇 し、両社が発行した債券への需要が縮小している兆候がみられたことから、緊 急時に無制限に資金を投入する権限を議会に求めた。しかし、両社の資本が信 用関連損失で目減りするとの懸念が広がるなか、両社の調達コストは再び上昇 している。

クレディ・スイス(ニューヨーク)のアナリスト、モシュ・オレンバック 氏は、債務を借り換えできるかどうかが最も重要な要因だと指摘した上で、 「これまでのところは両社とも借り換えは可能な状態だ」と述べた。

ただ、ファニーメイの3兆ドルの債券に対して、最大の国外保有者である アジアの投資家は購入割合を減らしてきており、ポールソン長官が公的支援を 実施する必要性が潜在的に高まっている。

JPモルガン・アセット・マネジメント債券運用部長の国部真二氏(東京 在勤)によると、同社の日本拠点ではファニーメイとフレディマックの債券保 有を減らしている。富国生命保険の桜井祐記取締役財務企画部長も、ファニー とフレディの今後の行方をやや懸念していると指摘。事態が好転しているよう には見えないと述べた。

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