中国人民元:3週間ぶり大幅高、米財務長官が元高容認を促す発言で

20日の中国外国為替取引では、人民元 が対ドルで3週間ぶりの大幅高となっている。ポールソン米財務長官が中国に 対し、インフレを抑制し、貿易面で制裁を求める米議会の不満を和らげるため、 人民元上昇を容認するよう促したことが手掛かり。

中国の政策当局者が貿易黒字の抑制とインフレ沈静化を目指すなか、人民 元は続伸。ポールソン財務長官は19日、米誌フォーリン・アフェアーズ主催 の電話会議で、人民元の価値を抑制しているとして中国に対し制裁を求める米 国の提案は「貿易戦争」につながる可能性があり、非生産的だと指摘した。

ウエストパック銀行の通貨ストラテジスト、ショーン・キャロウ氏(シド ニー在勤)は「人民元の上昇は不十分だとするポールソン長官に賛成だ」と述 べ、「成長減速が大きなリスクだとは思わない」との見方を明らかにした。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午 後零時半(日本時間同1時半)現在、前日比0.16%高の1ドル=6.8545元 と、7月29日(0.21%高)以来の大幅上昇。年初来では6.6%上昇している。