【今日のチャート】農業の「ドット・コーン」株、ネットバブルに酷似

米シティグループは、米国市場の農業関連 株が今年、さらに下落する可能性があるとみている。経済成長の鈍化による利 益の減少を理由として挙げている。農業関連株の2003年以降の上昇率は、イン ターネット・バブルの崩壊につながったテクノロジー関連株の上昇率を上回っ た。

シティグループの米国株チーフストラテジスト、トビアス・レブコビッチ 氏は18日付の調査文書で「投資家らは農業関連機器や肥料関連株の下落による 打撃を受けているが、さらに深刻な状況に見舞われる可能性がある」と予想。「農 業経済にはかなり亀裂が入っている。投資家らが世界の経済成長というテーマ にこだわり過ぎていたことを非常に懸念している」との見方を示した。

今日のチャートは、農業関連企業5社の時価総額加重平均指数の動きを示 す。5社は、種子メーカーの米モンサント、カナダの化学肥料メーカー、ポタ シュ・コーポレーション・オブ・サスカチワン、化学品メーカーの米アグリウ ム、穀物加工の米アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)、油糧種子 処理の米バンジ。チャートでは、S&P500種の情報技術株指数の推移も示され ている。

農業指数は6月にピークに達するまでの5年間に842%高騰した。これは、 S&P500種の情報技術株指数の1995年3月から2000年3月までの上昇率であ る755%を上回る。情報技術業界をはじめとする米株式市場はこの後、2年半に わたる下落相場に入った。

レブコビッチ氏は文書で「90年代後半のインターネット関連株が『ドット・ コム』と呼ばれたのにちなんで『ドット・コーン』と呼ばれている銘柄の現状 を懸念している」との見方を示した。

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