片倉株が続落、薬価引き下げで医薬品事業が不調-今期減益幅が拡大へ

医薬品を主力事業とする片倉工業株が前日 比40円(2.8%)安の1405円と続落。投資家の短期売買コストを示す25日移動 平均線(1437円)を明確に下回った。薬価引き下げに伴う医薬品事業の落ち込 みや包装紙材などの原材料高を理由に、2008年12月期の利益予想を下方修正し た。売上高は期初計画を据え置いており、収益性の悪化が懸念されている。

同社が19日取引時間終了後に発表した業績予想修正によると、連結営業利 益は前期比21%減の36億円と、従来計画から6億円の減額。医薬品事業は、医 療費抑制政策による医療制度の改革、後発品の使用促進に加え、「4月に実施 された薬価基準の引き下げの影響が大きく、6月中間期で減収となった」(同 社の一双克二・経理部長)。既存事業の強化や経費の削減を進めるものの、医 薬品以外の事業も利益が計画を下回る見通しとなり、下方修正した。

片倉株は1月4日に2000円を付けた後、今期減益への警戒から7月22日 には1320円と年初来安値を更新した。会社側の新しい1株利益予想を基準とし たPER(株価収益率)は前日終値ベースで36倍と、東証1部の平均16倍を 大幅に上回り、割高感が強い。

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