ヘッジファンドの英マン:旗艦ファンドの運用成績、5週ぶりプラスに

株式公開しているヘッジファンド運用会 社としては世界最大手の英マン・グループは、同社の旗艦ファンドの運用成績 が5週間ぶりにプラスに転じたことを明らかにした。同ファンドは過去1年間 で最長の下落となっていた。

19日に発表された文書によると、マンの旗艦ファンド「マンAHLダイバ ーシファイド・フューチャーズ」の運用成績は18日終了週にプラス0.08%と なった。先物市場で電子取引を行う同ファンドの純資産価値(NAV)は、前 回プラスとなった7月14日終了週時点の39.01ドルから7.8%低下している。

原油やトウモロコシなどの商品相場が過去最高水準から下落したことから、 ロイター・ジェフリーズCRB指数は、7月に過去28年で最大の下落率を示 した。このため、AHLなどの商品投資アドバイザーは困難な状況に陥ってい る。AHLが下落を始めた7月21日以降、マン・グループの時価総額のほぼ 20%が失われている。

スチュアート・マクドネル氏ら米シティグループのアナリストらは顧客向 け文書で「マン・グループの旗艦ファンドであるAHLの運用成績の低迷が同 社の株価を脅かしている」とし、12月に期日を迎えるマンのプット・オプショ ンを売却するよう推奨している。ただ、「当社の分析では、AHLの運用成績 の現時点での悪化が長期的な影響を及ぼす可能性は低い」との見方を示した。