米モルガン・スタンレーは買い、シティグループは売り-ゴールドマン

米ゴールドマン・サックス・グループのア ナリストは19日、銀行と証券各社の業績見通しを下方修正するとともに、シ ティグループ株の売り、モルガン・スタンレー株の買いを投資家に勧めた。

ゴールドマンのアナリスト、ウィリアム・タノナ氏は19日の投資家向け リポートで、モルガン・スタンレーが「環境変化時の事業構成の観点から最も 望ましい状況にあるブローカーの1つ」と指摘。一方で「シティは依然として 住宅ローンと消費者金融のリスク資産の比重が高い」との見解を示した。

タノナ氏は2008年6-8月(第3四半期)のモルガン・スタンレーの1 株当たり利益予想を85セントに下方修正。従来予想は1.10ドルだった。「世 界的な株安、住宅ローン関連資産の一段の劣化、企業・機関投資家の活動減 速」が妨げになったとしている。

リポートによると、米証券4位のリーマン・ブラザーズ・ホールディング スについて同氏は、1株当たり2.75ドルの損失になるとの見通しを表明。こ れまでは同68セントの黒字と予想していた。メリルリンチの7-9月期決算 は、1株当たり4.75ドルの赤字とした。従来予想は同4.40ドルの赤字だった。

シティグループの第3四半期は、収支が均衡すると同氏は予想。これま では同17セントの黒字とみていた。JPモルガン・チェースの利益予想は、 従来の同64セントから同40セントに引き下げた。

その上でタノナ氏は「今四半期は金融機関の大半が利益ゼロないし赤字に なると想定している」とした。