NY金:続伸、ドル安受けた買い-景気減速で米利上げ観測が後退

ニューヨーク金先物相場は続伸。米国の 景気減速により、米連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げに踏み切れない との見方からドルが下落し、金への買いが優勢になった。

7月の住宅着工件数が1991年3月以来の低水準となる一方、生産者物価 指数(PPI)は前年比で81年6月以来で最も高い伸びを記録した。ドルは 対ユーロで上昇していたが下げに転じ、一時は0.7%安となった。金は米国の 利下げでユーロが対ドルで最高値を更新した3月に最高値を付けた。

ラサール・フューチャーズ・グループ(シカゴ)のトレーダー、マシュ ー・ジーマン氏は「ドル安への大きな転換は金の支援材料になる可能性がある。 経済指標が悪化する中、金はインフレ加速を示す指標に反応している。住宅不 況は改善の兆しがまったく見えない。FOMCが早期に利上げを実施できるよ うな状況にはない」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物12月限 は前日比11.10ドル(1.4%)高の1オンス=816.80ドル。朝方、ドルが上 げた局面では787.50ドルまで下げる場面もあった。