欧州の金融機関債保有リスクが上昇-米リーマンの追加評価損懸念で

19日のクレジット・デフォルトスワップ(C DS)市場で、欧州の銀行債の保証コストが2週間ぶりの高水準に上昇している。 米証券大手リーマン・ブラザーズ・ホールディングが2008年6-8月(第3四 半期)に、信用関連資産で約40億ドル(約4400億円)の評価損計上を迫られる との懸念が背景。

JPモルガン・チェースによれば、25の銀行や保険会社で構成するマークイ ットiTraxx金融指数はロンドン時間午前10時45分(日本時間午後6時 45分)現在、4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の84bp。こ れは5日以来の高水準となる。指数上昇は信用の質が劣化したとの認識を示唆す る。

リーマンは既に米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンに関連し た証券で82億ドルの評価損を計上しているが、ケネス・ワーシントン氏らJP モルガンのアナリストは18日発表したリポートで、「信用市場の環境は厳しい 状況が続いている」ため、新たな評価損が発生するとの見通しを示している。

BNPパリバのアナリスト、オリビア・フリーザー氏(ロンドン在勤)は「金 融機関はまだ苦境を脱していないとの懸念がある」とした上で、「資本調達やシ ステミックリスクに関する不安もある」と指摘した。

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