アルバイト株が最安値、景況感悪化で人も広告も集まらず-営業赤字へ

無料求人情報誌「DOMO」などを発行す るアルバイトタイムスの株価が下落。企業の景況感悪化に伴い首都圏を中心に 広告掲載が落ち込んでおり、増益を見込んでいた09年2月期の営業損益が赤字 に転落する見通しを示した。地域別の特別企画を増やして顧客への訴求力を高 めるものの、企業の雇用意欲は弱く、回復には時間がかかるとみられている。

株価は一時前日比7円(8.8%)安の73円まで下げ、02年12月の上場以来 の最安値を記録した。05年6月16日の上場来高値1415円(株式分割考慮後) からは約20分の1になった。

同社は18日の取引時間終了後、09年2月期の業績予想を下方修正した。印 刷費や労務費などの経費削減を進めるものの、売上高の減少をカバーすること は難しく、連結営業損益は3億5300万円の赤字と、従来計画の6億5800万円 の黒字を大きく下回る見通し。前期は6億2300万円の黒字だった。また配当は 無配(前回予想3円)にした。前期は記念配3円を含み、年6円を支払った。

同社の広報・IR課の山下理央氏は、「昨年秋から落ち込んでいる企業側 の広告掲載の出稿回数が、今年の4月ごろからさらに減少するようになった」 と説明する。消費低迷によって飲食業や販売業からの広告掲載が減少。原燃料 価格の高騰による減産で製造業も落ち込んでいる。8月中間期では、首都圏版 が約3割、大阪版は約2割、それぞれ期初の売上高計画を下回る見通し。