豪社債保有リスクが1カ月ぶり高水準-ファニー、フレディ救済懸念で

19日のクレジット・デフォルトスワップ (CDS)市場で、オーストラリアの社債保証コストが1カ月ぶりの高水準に上 昇している。米政府が、米住宅金融大手のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)と フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の救済を余儀なくされるとの懸念から、 米信用市場が悪化したことが背景。

ウエストパック銀行によれば、投資適格級の豪企業25社の社債を基にした マークイットiTraxx豪州シリーズ9指数はシドニー時間午前9時26分 (日本時間同8時26分)現在、5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上昇の146bp。これは7月18日以来の高水準。このほか、日本やアジアの指 数も上げた。指数上昇は信用の質が劣化したとの認識を示す。

米政府によるファニーメイとフレディマックの救済で、両社の債券保有者に 損失が発生するとの懸念が広がるなか、両社のCDSスプレッドは18日、過去 最高に上昇。この影響もあり、バークレイズ・キャピタルによれば、北米の投資 適格級企業125社で構成するマークイットCDX北米投資適格指数は3.5bp上 げ138bpとなった。

ウエストパック銀の信用取引責任者、マシュー・フラー氏は「北半球は休暇 シーズンのため、投資家はフレディとファニーのニュースにしがみついた格好 だ」とした上で、「価格の動きを下支えするような企業は1つも取引されておら ず、オーストラリアは世界の指数の動きを追っているだけだ」と指摘した。

BNPパリバによれば、50の投資適格級発行体で構成するマークイットi Traxxアジア(日本除く)指数は3bp上昇の146bp。高リスク・高利回 りの発行体で構成する同様の指数は5bp上げ545bp

モルガン・スタンレーによれば、同日本指数は5bp上昇の134bp。