日東電株はもみ合い、液晶フィルム底打ちへ-7月売上高は前月比増加

電子材料大手、日東電工の株価は前日終値 を挟んでもみ合い。18日公表の7月の売上高動向で、液晶表示関連材料の売上 高が改善したことが明らかになった。液晶パネルメーカーの生産調整による影 響は警戒されるものの、売上高は底打ちし回復に向かうとの期待が出てきた。

午前終値は前日比40円(1.1%)安の3470円で、下落率はTOPIXの2.5% より小さい。朝方には1.7%高の3570円まで上昇する場面もあった。

7月の連結売上高は前年同月比8%減、前月比では5%増だった。主力の 液晶フィルムは前年同月比17%減と落ち込んだが、アナリストらは「6月と比 べると2-3%の増加」(ゴールドマン・サックス証券の高山大樹アナリスト: 19日付投資家向けメモ)とみており、市場予想を若干上回る内容だったようだ。

高山氏は8月から9月にかけて液晶材料事業が急拡大すると予測している。 液晶フィルム以外では「ハードディスクドライブ(HDD)向け回路材の在庫 調整終了に加え、工業用材料、機能材料も回復する」として、目標株価4300円 と投資判断「買い」を継続した。

会社側の09年3月通期の連結営業利益予想は前期比19%減の630億円で、 1株利益(EPS)予想は252円14銭。会社予想で算出した株価収益率(PE R)は約14倍。高山アナリストは「底値は固めた印象」している。