【個別銘柄】日車両、東宝、住金、コマツ、ミクシィ、アデランス

18日の日本株市場における主な材料銘柄 の動きは以下の通り。

日本車両製造(7102):前週末比30%高の348円ストップ高比例配分と なり、52週高値を更新した。JR東海(9022)が株式公開買い付け(TO B)によって日本車両の保有比率を現在の1.8%から50.1%に引き上げ、子会 社化すると発表。TOB期間は18日から10月7日、TOB価格は1株370円 と、日本車両の15日株価終値268円を38%上回るため、TOB価格にさや寄 せする動きとなった。業界再編期待から近畿車両(7122)も1%高の498円。 一方、JR東海は1.2%安の107万8000円。

東宝(9602):3.2%高の2280円と続伸。16日付の日本経済新聞朝刊は、 7月の興行収入が121億円と単月として過去最高を記録したと報じた。宮崎駿 監督の「崖(がけ)の上のポニョ」などの大作が好調だったという。

コマツ(6301):3.8%高の2445円。日興シティグループ証券は15日、 投資判断を「2(中立)」から「1(買い)」に引き上げた。同証券の井原芳 直アナリストは「欧米を中心に世界経済の減速リスクは高まっているが、コマ ツは幅広い新興国で事業基盤を確立しており、特に資源国での事業拡大が引き 続き同社業績をけん引すると考えられる」(15日付リポート)と評価。

住友金属工業(5405):7.4%高の481円。三菱UFJ証券は15日、下期 以降のシームレスパイプの値上げで収益は徐々に改善するとして投資判断を 「3(市場平均並み)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。

ミクシィ(2121):4.6%高の72万30000円。携帯電話(モバイル)を通 じたアクセス数が伸びているうえ、パソコンからのアクセスも下げ止まり感が 出ており、今後は広告単価が上昇していくと期待された。モルガン・スタンレ ー証券は15日付で、3月に下げたミクシィの投資判断を「アンダーウエー ト」から「イコールウエート」に戻した。

アデランスホールディングス(8170):9.7%安の1770円。個人消費の落ち 込みで女性向け商品の販売が計画を下回るうえ、海外では米サブプライム(信 用力の低い個人向け)住宅ローン問題で同国での売上高が伸び悩む見通しで、 今期(09年2月期)の業績予想を下方修正した。

関西アーバン銀行(8545):12%安の138円。ゴールドマン・サックス証 券は15日、投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。同証では、関西 ア銀の貸出の30%を占める不動産業向け貸出からの与信費用について再度分 析を行うと共に、今後の資金利益の増加について再検討した結果、今期(08 年3月期)の純利益予想を従来の76億円から38億円へと、50%減額した。

ベンチャー・リンク(9609):30%安の41円。継続企業の前提(ゴーイ ング・コンサーン)について「重要な疑義」があると発表。顧客企業の景況感 や収益が悪化して加盟店募集計画が計画を大幅に下回ったのが背景。ベンチャ は経営資源集中や財務基盤強化で安定した経営基盤の確立を目指すとしている。

三菱ガス化学(4182):3.3%高の649円。KBC証券は15日、投資判断 を「ホールド」から「買い」に引き上げた。

ベストブライダル(2418):17%高の20万9800円ストップ高比例配分。 国内で平均婚礼単価が上昇したほか、婚礼場の稼働率も堅調で、6月中間期の 連結決算は利益水準が期初計画を大幅に上回った。好決算を背景に中間配当金 を期初予想から倍増した。

タチエス(7239):1.4%高の1216円。一時5.8%高の1269円まで買い 進まれ、52週高値を更新。自動車産業の先行き不安は根強いものの、同社は 開発費負担が一巡し9月中間期の営業損益が黒字に転換する見込み。業績改善 を評価した買いが続いたようだ。

プレナス(9945):5.4%安の1739円。野村証券金融経済研究所は15日、 同社の今期(09年2月期)以降の利益予想を下方修正した。田坂克之アナリ ストは投資家向けメモで、新ブランドの認知度を高めるための広告宣伝費の積 み増しや、新店費用などの経費が増えると予想している。

シークス(7613):7.2%高の669円と急騰。午後に入り60万株、5億円 を上限に自己株式を取得すると発表した。

比較.com(2477):8.2%安の3万400円。一時12%安の2万9100円 とストップ安。インターネット広告事業が低調に推移し、前期(08年6月 期)の連結最終損益は1億7400万円の赤字となった。今期も1億2900万円の 赤字を見込んでいる。

リサ・パートナーズ(8924):12%高の9万1500円ストップ高。8日に 発表した新株発行と株式売り出しを中止すると発表。1株利益の希薄化懸念が 後退した。増資を発表してから前週末までに株価は41%下落していた。

ファーストエスコ(9514):13%高の1万7500円とストップ高。新経営 体制の下、新たな事業組織で顧客先の「カーボンマネジメント(炭素排出管 理)」を支援する企業として生まれ変わることを目指している。今期(09年 6月期)の営業黒字転換を「最重要課題」と表現、事実上公約したため、業績 改善を期待した買いが先行した。

モック(2363):8.8%安の2500円。一時15%安の2340円まで下げ、52 週安値を更新。不動産の仲介手数料収益の計上時期がずれ込んだことなどから、 15日発表した前期(08年6月期)決算の連結営業損益は3億6700万円の赤字 になった。事前予想は2億7000万円の赤字だった。

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