第一パン株が続落、小麦など原材料高騰で赤字-PBの値上げ浸透せず

第一屋製パン株が4営業日続落。PB(プ ライベートブランド)の値上げが浸透しなかったうえ、不採算子会社の株式売 却に伴う特別損失を計上し、6月中間期は連結最終赤字決算となった。今後も 小麦など原材料価格の高騰が収益を圧迫していくとの見方が広がっている。

株価は前週末比3円(2.6%)安の114円まで値を下げ、2月以来の安値圏 に沈んだ。

同社が15日の取引時間終了後に発表した中間期決算によると、連結純損失 は6億7100万円と、8日の業績予想修正にほぼ沿った内容だった。小麦の仕入 れ価格は22%(前年は7%)上昇したが、製品への価格転嫁を図ったことが寄 与し、赤字幅は前年同期の22億5700万円から縮小した。

ただ、米飯事業の撤退で売上高が落ち込んだうえ、PBは「店との個別交 渉となるため、値上げのタイミングが遅れている」(同社執行役員・今井誠執 行役員)という。不採算事業の株式売却に伴い5億8500万円の特別損失を計上 したことも赤字につながった。

08年12月期の業績予想は、8日に発表した下方修正値を据え置いた。連結 純損失は7億4000万円を見込んでいる。前期は13億9200万円の赤字だった。 10月に政府から製粉会社への小麦売り渡し価格が引き上げられた場合について、 今井氏は「内部努力をしていくが、補え切れないことも考えられる。他社の動 向も見ながら判断したい」としている。

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