債券相場は小幅高、米債続伸を受け買い先行-日銀会合見極めで手控え

債券相場は小幅高(利回りは低下)。前週 末の米国債相場が続伸した地合いを引き継ぎ、買い先行となった。ただ、日本銀 行が18、19日に開催する金融政策決定会合を見極めたいとして取引は手控え気 味で、相場上昇も限定的となっている。

リーマン・ブラザーズ証券チーフJGBストラテジストの山下周氏は、「5 年債入札を控えて上値は重そう」としながらも、「日銀が景気判断を下方修正す る可能性が高いなど短い年限の金利が上昇する環境でもない。月末の年限長期化 の買い期待、9月償還の再投資ニーズ、年度下期にかけての潜在的な買い需要な どサポート要因がみえている中では、需給面から金利上昇圧力がかかりにくい」 との見方を示した。

東京先物市場の中心限月9月物は前週末比11銭高の137円80銭で寄り付い た。一時は21銭高い137円90銭まで上昇。その後は137円70銭台を中心に推 移している。午前9時31分時点での9月物売買高は3960億円程度。

現物債市場で新発10年物の295回債は、前週末比0.5ベーシスポイント (bp)低い1.45%で取引を開始した。市場では1.4%台半ばでの取引が見込まれて いる。

バークレイズ・キャピタル証券チーフストラテジストの森田長太郎氏は、 「週末の米債金利が若干下がっているが、先週1週間を見ても、海外金利や株価 に対する反応はあまり一定していない。どちらかというと需給で動いている感が ある」と述べた。

日経平均株価は反落。前週末比47円92銭安の1万2971円49銭で寄り付い た。

米国市場では株・債券ともに上昇

前週末15日の米国債相場は続伸。利回りは1カ月ぶりの水準に低下した。 商品相場の下落を受け、年内の利上げ観測が後退し、買いが優勢になった。

BGキャンター・マーケット・データによると、2年債利回りは5bp低下 の2.39%。一時は2.31%と、7月15日以来の低水準を付けた。週間ベースでは 11bp低下。10年債利回りは前日比5bp低下の3.84%。一時は3.82%と、7月 16日以来の低水準。週間では9bp低下した。

一方、米株式相場は上昇。S&P500種は週間ベースで3週続伸し、終値は 前日比5.27ポイント上げて1298.20。ダウ工業株30種平均は同43.97ドル高の

11659.90ドルで終了した。

--共同取材:宋泰允、吉川淳子、吉田尚史 Editor:Hidenori Yamanaka,Tetsuzo Ushiroyama

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