日経平均が反落、原油安で商社など市況関連安い-輸送用機器も軟調

週明け朝方の東京株式相場は反落。原油 価格など商品市況の下落を受けて、収益期待が後退している三菱商事や三井物 産、国際石油開発帝石ホールディングスなど市況関連株が下落。世界景気の先 行き不安から、新日本製鉄などの鉄鋼株、トヨタ自動車をはじめとする輸送用 機器株も軟調。

立花証券の平野憲一執行役員は、「景気減速に対する弱気意見と、景気の 谷は深くないとの強気意見とのせめぎ合いになっている。それが日経平均株価 での7月高値1万3600円台と、安値1万2700円台とのせめぎ合いに表れてい る」と指摘した。

午前9時18分時点の日経平均株価は前週末比64円32銭(0.5%)安の1 万2955円9銭、TOPIXは0.88ポイント(0.1%)安の1246.43。東証1部 の売買高は概算で1億6346万株。値上がり銘柄数は776、値下がり銘柄647。 東証業種別33指数の騰落状況では、値上がり業種が13、値下がり業種が20。

商品市況安、米国も市況関連下げ

15日のニューヨーク原油先物相場は続落。ドルが上昇し、インフレヘッジ としての商品の魅力が薄れたため、売りが続いた。原油先物9月限は一時バレ ル当たり111.34ドルと、5月1日以来の安値を付けた。また、ニューヨーク 金先物相場も続落し、前週の金相場の値下がり率は過去25年以上で最大とな った。先週末の米ダウ工業株30種平均は上昇したが、エネルギー関連株の下 落は指数全体の上値を抑えた。こうした流れを受け、東京株式市場でも市況関 連中心に売りが先行している。

Jフロント安い、日車両は買い気配

個別に材料が出ている銘柄では、主力の百貨店事業の低迷から7月の連結 売上高は前年同月比2.4%減少したJフロント リテイリングが安い。継続企業 の前提(ゴーイング・コンサーン)について「重要な疑義」があると15日に 発表したベンチャー・リンク、業績予想を下方修正したアデランスホールディ ングスはともに売り気配。

半面、15日終値に対して38%上回る価格での株式公開買い付け(TO B)をJR東海が発表した日本車両製造が買い気配。日興シティグループ証券 が投資判断を引き上げたコマツは大幅高。