今週の米経済指標:7月の住宅着工は17年ぶりの低水準か-BN調査

【記者:Shobhana Chandra】

8月17日(ブルームバーグ):今週発表される米経済指標では、7月の住宅 着工件数が約17年ぶりの低水準に減少すると予想されている。また7月の米景 気先行指標総合指数(LEI)も前月比で低下し、エコノミストによれば、住宅 不況が引き続き最大の成長減速要因であることが示される見通しだ。

ブルームバーグ・ニュースが実施したエコノミスト調査の予想中央値による と、商務省が19日に発表する7月の住宅着工件数は前月比9.9%減の年率換算 96万件と見込まれている。米民間調査機関コンファレンス・ボードが21日に発 表する7月のLEIは前月比0.2%低下と、3カ月連続のマイナスが予想される。

融資基準の厳格化や借り入れコストの上昇、不動産価格の下落、過去最多の 住宅差し押さえが相まって、住宅販売は一段と減少し、建設会社の事業縮小が続 く恐れがある。住宅市場と雇用縮小、信用収縮により来年まで景気悪化が続く可 能性が強い。

ワコビアのエコノミスト、アダム・ヨーク氏は「住宅市場を支える基礎的要 因がない」と分析。「米経済は全体として、かなり低調だ」と指摘した。

今後の建設件数の目安となる住宅着工許可件数も前月比15%減少となる見 込み。ヨーク氏は、7月1日に施行されたニューヨーク市の建築基準改正を見込 んだ駆け込み需要が6月の住宅着工件数と住宅着工許可件数を押し上げ、その反 動が7月の落ち込みの一因だと説明した。

全米ホームビルダー協会(NAHB)が18日発表する8月の米住宅市場指 数は前月から横ばいの16と、過去最低水準にとどまる見通し。

労働省が19日に発表する7月の生産者物価指数(PPI)は、燃料コスト の上昇がピークに達したことを背景に前月比0.5%上昇と、6月の1.8%上昇を 下回る伸びとなる見込み。

調査結果は以下の通り。

ブルームバーグ調査

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経済指標          日付    期間       前回実績    予想
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NAHB住宅指数           8/18      8月        16        16
PPI(前月比)           8/19      7月      1.8%      0.5%
PPIコア(前月比)       8/19      7月      0.2%      0.2%
PPI(前年同月比)       8/19      7月      9.2%      9.2%
PPIコア(前年同月比)   8/19      7月      3.0%      3.2%
住宅着工件数(万件)      8/19      7月     106.6      96.0
住宅着工許可件数(万件)   8/19      7月     113.8      97.0
新規失業保険申請件数
(万件)                   8/21     8月16日   45       44
失業保険継続受給者数       8/21     8月9日   341.7    340.4
フィラデルフィア連銀指数   8/21      8月     -16.3     -14.0
LEI                     8/21      7月     -0.1%     -0.2%
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