欧州債(15日):週ベースで3週連続高-景気懸念で利上げ観測後退

今週の欧州債相場は上昇し、週間ベースで3 週連続高となった。ユーロ圏経済が縮小しつつある兆候を受け、欧州中央銀行(E CB)が利上げする公算が小さくなったことが背景。

独国債利回りは3カ月ぶりの低水準まで低下した。欧州連合(EU)統計局 (ユーロスタット)は14日、ユーロ圏の4-6月(第2四半期)国内総生産(G DP)が前期比0.2%減となったと発表した。別の経済統計では、ドイツとフラン スも4-6月期にマイナス成長となったことが示された。また15日発表された民 間調査では、6月のドイツ景気見通しがここ5年余りの低水準に落ち込んだ。

ノルデア・バンクのチーフアナリスト、ニールズ・フロム氏(コペンハーゲン 在勤)は、「ユーロ圏景気が一段と減速すると見込まれることから、ECBは利下 げに向けた準備をする可能性がある」と述べ、「経済へのリスクは依然として下向 きにあるため、利回り上昇は一時的なものにとどまるだろう」との見方を示した。

ロンドン時間午後4時42分現在、10年債利回り前日比5ベーシスポイント (bp、1bp=0.01ポイント)下げ4.15%と、5月14日以来の低水準となった。 前週末比では11bp低下。同国債(2018年7月償還、表面利率4.25%)価格は 前週末比0.86ポイント上げ100.77。2年債利回りは前日比4bp下げ3.98% となった。

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