8月NY連銀製造業景況指数:2.8に浮上-原材料価格の上昇鈍化で

(第2段落以降を追加します)

【記者:Courtney Schlisserman】

8月15日(ブル-ムバ-グ):ニューヨーク連銀が15日に発表した8 月の同地区の製造業景況指数は2.8と、前月のマイナス4.9からプラスに転 じ、1月以来の高水準となった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノ ミスト予想の中央値はマイナス4.2だった。同指数ではゼロが景況の拡大と縮 小の境目を示す。原材料コストの上昇鈍化が景況感の改善につながった。

三菱東京UFJ銀行のシニア金融エコノミスト、クリス・ラプキー氏(ニ ューヨーク在勤)は「製造業活動は急減速していないと言われていたが、この 統計はそれを裏付けた格好だ」と指摘。原油相場の急速な下げが企業の見通し 改善に役立っているとの見解を示した。

仕入れ価格指数は65.2(前月は過去最高の77.9)と、2006年3月以来 の大幅な低下。販売価格指数は過去最高となった前月とほぼ同水準の32.6。

商品価格は7月に最高値を更新して以降、鈍化傾向にある。ニューヨーク 原油先物相場は7月に1バレル=147ドル台と、最高値を付けた後、今週は 112ドル台まで下げている。

先行きに対して楽観的な見方が増えており、6カ月後の見通しを示す期待 指数は34.6(前月15.6)と、今年最高に改善した。

一方、ほかの指数は引き続き製造業の不振を示唆している。新規受注指数 はマイナス2.2(前月は8.3)とマイナスに転じた。受注残はマイナス9(前 月マイナス8.4)。雇用指数はマイナス4.5(前月のマイナス6.3)。