米モルガンS:財務省助言役でもファニー債などの引受業務は維持

【記者:John Brinsley、 Rebecca Christie】

8月14日(ブルームバーグ):米証券大手モルガン・スタンレーは、経営 が悪化した米住宅金融大手のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマ ック(連邦住宅貸付抵当公社)に関して、米財務省へのアドバイザーを務めて いる。このため、同省が救済策の一環として両住宅公社への公的資金投入に踏 み切ることも想定し、モルガン・スタンレーは両公社の増資の引受業務はでき ないことになっているが、「定期的な」起債については、引き続き引き受けが可 能であることが分かった。

ブルームバーグ・ニュースが財務省から入手した合意書には、「契約人はい かなる場合も、定期的な起債で引受業者やディーラー、販売グループのメンバ ーとしての通常の業務から除外されることはない」と書かれている。

ポールソン財務長官が必要に応じてファニーメイとフレディマックに資本 注入する権限を付与されてから、財務省は多数の企業に打診したと説明してい る。同長官は公的資金投入の権限を行使するする計画はないと言明しているが、 資本規模は十分ではないとの懸念を背景に、両住宅公社株は政府の支援策発表 以前よりも安い水準にとどまっている。

5日の合意書によると、モルガン・スタンレーは合意の期限切れから3カ月 後の来年3月17日までは、「資本構成や戦略的な資金調達案件に関する」助言 を提供しないことに応じた。この合意を受けて、同社はフレディマックが予定 している55億ドルの増資計画で、引受業務から手を引くことを強いられた。こ うした引き受けは通常、数百万ドルの利益をもたらすもようだ。