酒井重株が急伸、ロシアなど海外向け道路機械が好調-四半期黒字浮上

ロードローラー大手の酒井重工業の株価が 前日比22円(12%)高の206円と続急伸。ロシアやインドネシアなどの資源開 発やインフラ整備の需要増大から、海外向けに道路機械の売り上げが大幅に増加 している。例年低調な決算となりやすい第1四半期(4-6月)に黒字を達成し、 通期計画に対する進ちょく率も高かったため、業績増額期待が高まった。

14日に発表した第1四半期決算によると、連結営業損益が2億9400万円の 黒字(前年同期は1200万円の赤字)に浮上した。国内での公共事業に対する依 存度の高さから、売り上げが減少する第1四半期は例年低調な決算となりやすい。 しかし、売上構成比で6割以上を占める海外事業が前年同期比18%増収と伸び、 利益を押し上げた。

同社の吉川孝郎経理室長は「オイルマネーで潤うロシアでは資源開発用に道 路整備が進んでいるほか、富裕層の増加による車の普及で高速道路の建設が増え ている」と指摘。同様にインドネシアでも、資源開発やインフレ整備のための受 注が昨年から好調を持続しているという。

第1四半期の地域別売上高は、中近東・ロシアCISが前年同期比81%増 の約9億円、アジアが26%増の約12億円と急拡大。住宅市場低迷の北米が13% 減の9億8000円となったのをカバーした。道路維持補修機械が堅調だった国内 は3.6%増の約15億8000万円だった。

9月中間期や09年3月通期の業績予想を維持した結果、中間期予想に対す る第1四半期営業利益の進ちょく率は72%、通期では29%に達した。同社では 「販売面では海外中心に不安材料が見当たらないが、鋼材など原材料高の影響が 今後はさらに厳しくなる」(吉川氏)とみており、原材料高をどこまで価格に転 嫁できるかが課題だとしている。

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