ミスミG株が急反落、金型部品の受注減速警戒-第1四半期は2%増益

精密機器部品のカタログ通信販売を行うミ スミグループの株価が急反落。株価チャート上でいわゆる「窓」をあけての下 げで、前日比260円(13%)安の1760円まで売り込まれた。日本国内での設備 投資抑制を受けて、金型部品などの受注が減速し始めている。自動車産業の先 行き不安も根強く、今後、自動化部品など主力の部品群も弱含むと警戒された。

ミスミGが14日の取引終了後に発表した4-6月期(第1四半期)決算に よると、連結売上高は前年同期比7.2%増の320億円、営業利益が同2.2%増の 40億円だった。アジアを中心に自動化事業が躍進。同部門売上高は同18%増の 172億円に増大し、会社計画を5.9%上回った。

ただ人件費を各四半期に平準化して計上するよう改めたため、「増収率に 比べ増益率が低く、営業利益は当社予想42億円を下回った。特に国内需要が減 速しているとみられる」と、野村証券金融経済研究所の斎藤克史シニアアナリ ストは14日付の投資家メモで指摘。投資判断「3(中立)」を維持した。

足元の売上高も減速している。14日公表の6月の月次売上高動向によると、 連結売上高は前年同月比5.0%増の109億円と、会社計画を0.2%上回ったもの の、金型部品が同4.0%減の28億円、エレクトロニクスが同1.0%増の10億円 となり、会社側の想定をそれぞれ3%強下回った。

同社IR担当の岡本保氏は「金型産業の景況感は確かに6月以降悪化して おり、受注も弱含んでいる。しかし同部門の構成比は低く、そこに気を取られ ると当社の現況を見誤ってしまう」と述べ、主力の自動化事業は計画を上回る 伸びを続けていることを強調していた。

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