ロイヤルH株が小反発、外食事業の売上高が持ち直し-業績不安後退

ファミリーレストランなどを運営するロイ ヤルホールディングスの株価が前日比3円(0.3%)高の975円と5日ぶりに小 反発。個人消費低迷の影響から主力の外食事業の既存店売上高が低迷しているほ か、ホテル事業の稼働率低下も加わり、2008年6月中間期は大幅な減益となっ た。ただ7月の既存店売上高は下期想定を上回ってスタートしており、業績の先 行きに対する過度の不安が後退した。

14日に発表した6月中間決算によると、連結営業利益は前年同期比89%減 の1億8500万円。第1四半期(1-3月)を差し引いた第2四半期のみの営業 利益は4000万円(前年同期比95%減)で、第1四半期の1億4500万円から急 減した。同社の藤岡聡執行役員は「ガソリン高だけでなく複合要因で消費者の節 約志向が強まっており、来客数減少が収益に響いた」と述べた。

収益環境の悪化を受け、会社側は8日に中間期とともに通期の連結営業利益 予想を前期比48%減の22億円へ引き下げている。業績不安から株価は翌営業日 である11日から14日まで4日連続で下落し、この間の下落率は11%に達した。

もっとも、通期予想の前提となる下期の外食事業の既存店売上高は前年同期 比7%減。上期と同じ厳しいトレンドが下期も続くと想定しているのに対し、7 月の既存店売上高は前年同月比5.5%減の落ち込みにとどまった。「4-6月に 比べると足元ではやや持ち直しの傾向が出ている」(藤岡氏)という。

4-6月は外食の既存店売上高とホテル稼働率が低下

4-6月の事業別では、外食事業の既存店売上高が前年同期比6.7%減と1 -3月(同4.6%減)に比べて落ち込み幅が拡大した。メニュー改定で客単価は 上昇したものの、来客に歯止めをかけるほどではなかったという。今期の既存店 売上高は期初に前期比3%減と計画したが、上期は前年同期比5.6%減だった。

また、ホテル事業では4-6月の稼働率が79.3%と、1-3月(82.3%)か ら悪化。収益性の低下につながった。上期には計4ホテル、7月にも1ホテルの 開業があり、開業費用が膨らんだことや、既存の改装費用も重なったことも利益 を押し下げたという。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE