短期市場:翌日物は強含み、大手や地銀の調達しっかり-積み最終前日

午前の短期金融市場の無担保コール翌日物 は0.515%前後に強含み。準備預金の積み上げ最終日をあすに控えて、積みにめ どを付けたい大手銀行や地方銀行の調達がしっかりしている。準備預金残高は4 兆6000億円程度と資金需給の余裕は少なく、日本銀行が午後も調節を見送れば、 調達金利が一段と上昇する可能性もある。

翌日物は13日の加重平均0.504%に対して、0.51%から調達が始まり、一 部大手行などが0.515%まで資金確保に動いた。地銀は0.515%から一部0.52% まで調達。一方、運用は0.52-0.53%付近まで引いており、慎重なムードが広 がっている。15日受け渡しのレポ(現金担保付債券貸借)は0.56%付近で推移。

インターバンクの市場関係者によると、外銀の調達が早々と一巡するなか、 メガバンクや地銀の調達意欲が目立っているという。きょうは積みにめどをつけ たい銀行がしっかり調達してくるが、加重平均金利が0.51%台なら日銀も資金 供給を見送る可能性があるとみられていた。

円転コスト低下で外銀の調達が一部に限られるものの、資金需給に余裕の少 ない調節が続き、積み上げ額が大きい大手行などは調達を強めている。全体の積 みの平均ペースと比べた進ちょく率かい離幅もプラス1.0まで縮小している。積 みの最終調整で運用が慎重なため、レポも高止まりしている。

日銀は朝の定例調節を見送り、準備預金(除くゆうちょ銀)を横ばいの4兆 6000億円程度とした。残り必要積立額(1日平均4兆800億円)と積み終了先 (13日は3000億円)から推計した中立水準は4兆4000億円程度で、2000億円 程度の余裕が残る計算。翌日物の動向次第では午後の資金供給も予想されている。

金利先物は高値もみ合い

ユーロ円金利先物相場は高値もみ合い。米国では消費減退や金融不安から株 価が下落する一方、インフレ警戒で米債も売られ、東京市場は方向感にやや欠け る展開から開始。相場は約4カ月ぶりの高値圏にあるが、一部不動産会社の経営 破たんなどを受けて日経平均株価が一時1万3000円を割り込み、景気後退懸念 が強いなかでは相場に底堅さもある。

中心限月2009年3月物は前日と横ばいの99.225(0.775%)で取引を始め、

99.225-99.230で推移。前週末に記録した4月17日以来の高値99.240に近い 水準だ。期先限月に影響を与える新発2年国債利回りは0.5ベーシスポイント低 下の0.690%、2年スワップは1%前後で推移している。