悩める三城株が4日続落、書き入れ7月も既存店不振-通期業績を減額

めがね専門店首位の三城の株価が4日続落 し、一時前日比26円(2.8%)安の908円まで下げた。他店との競争激化、ガソ リン高による郊外店への影響などから、主力のめがねの売り上げが低迷している。 年間でも売り上げの大きい7月の既存店売上が落ち込み、今期(2009年3月 期)の減益幅が拡大する見通しとなり、業績の先行き不透明感が広がった。

同社のめがね販売は、ボーナス時期に当たる7月と12月が年間で最も売り 上げが大きい。11日に発表した7月の既存店売上では、前年同月比12%減と5 カ月ぶりの2けた減と大きく落ち込んだ。これを受け、会社側ではこれまでの上 期計画の達成は困難と判断し、13日に業績予想修正を発表した。

ワンプライス、ガソリン高

発表資料によると、今期の連結営業利益は前期比31%減の26億9200万円 (従来予想33億6500万円)となる見通し。価格を1万9000円程度に抑えたワ ンプライスショップとの競争激化に加え、ガソリン価格の上昇や天候不順で車で の来客数が減少し、今期の増収予想が一転して減収予想となったことが響く。車 での来客が多いロードサイド店は520店あり、全店舗数の50%を占めている。

磯野昌彦IRチーフによると、「平均組単価が3万6000円前後のため、ワ ンプライスショップに比べて敷居が高いとのイメージが来客減につながってい る」という。ワンプライスショップへの対抗で同様の取り組みを一部店舗で行っ たが、「客数減は緩和されても、単価ダウンとなって粗利が低下するデメリット もあった」(同氏)。スリープライスショップを除く第1四半期(08年4-6 月)の組単価は3万4095円で、1-3月の3万7186円から低下した。

株価は7月の月次売上を発表した後からすでに下落基調にあるが、今回の通 期業績予想の修正は、上期予想の減額分(従来予想に比べて6億7200万円減) のみを反映した内容。会社側では「10月からワンプライス面での販売を強化す る」(磯野氏)としているものの、今後の収益に対する不透明感が根強いことが 売り圧力につながっている。