グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。指標のハンセン指数は1カ月ぶり安値を付けた。信用 市場関連損失の拡大が世界経済を減速させるとの懸念が広がり、金融株を中心に売 られた。

今年3月末時点で米サブプライム(信用力が低い個人向け)住宅ローン関連 証券12億2000万ドル(約1330億円)相当を保有していた中国工商銀行(IC BC、1398 HK)は、世界の金融機関全体でのサブプライム危機による損失が 5000億ドルを超えたことから売り込まれ、ここ2カ月で最大の下げとなった。ク レディ・スイス・グループは工商銀の投資判断を「中立」に引き下げた。

香港証券取引所を運営する香港取引所(388 HK)は5週間ぶり安値。4-6 月期決算で、四半期として3年ぶり減益となったことが材料となった。

ハンセン指数は前日比347.57ポイント(1.6%)安の21293.32と、終値 としては先月16日以来の安値。年初来では23%安となっている。ハンセン中国 企業株(H株)指数は前日比2.9%安の11111.37と、3月20日以来の安値で引 けた。

MEAG香港の地域投資ディレクター、ジョン・コー氏は「多くのロング運 用ファンドは、投資家のリスク状況が悪化していることから買いに消極的だ」と述 べた。

【中国株式市況】

中国株式相場は小幅高。商品株が買われた。亜鉛生産で中国3位の四川宏達 化工(600331 CH)は、亜鉛相場が2年半ぶり安値から反発したことを受け上昇。 銅生産で中国2位、江西銅業(600362 CH)も銅相場の上昇が好感され上げた。

アジア最大の製油会社、中国石油化工(Sinopec、600028 CH)も高 い。12日のニューヨーク原油先物相場が3日続落となったことから、製油コスト が低下するとの期待が広がった。一方で、人民元とドルの両通貨建てクレジットカ ード発行で中国最大手の招商銀行(600036 CH)と米シティグループが出資する 上海浦東発展銀行(600000 CH)は売られた。

上海証券取引所と深セン証券取引所の人民元建てA株に連動しているCSI 300指数は、前日比0.52ポイント高の2444.67で終了。一時は3.1%安となる 場面もあったが、後場に入り反発した。

国泰基金管理で70億ドル相当の資産運用に携わる范迪釗氏(上海在勤)は、 「バリュエーション(株価評価)に関しては、われわれはすでに非常に低水準だと 考えている」とした上で、「投資家は先行きについて悲観的になり過ぎている」と 指摘した。

四川宏達化工は0.81元高と値幅制限いっぱいの10%上げ、8.95元。江西 銅業は0.68元(4%)高の17.59元。中国石油化工は0.18元(1.7%)高の

10.67元。招商銀は0.48元(2.2%)安の21.81元。上海浦東発展銀は0.27 元(1.3%)安の21.27元。

【インド株式市況】

インド株式相場は下落。インド政府が13年ぶり高水準にあるインフレ率はさ らに加速するとの見通しを示し、銀行株が売られた。

シン首相の経済諮問委員会は13日、インド準備銀行(中央銀行)は金融政策 を「引き締め的」に維持する必要があるとの見方を示した。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種指数は、前日比119.01ポイント (0.8%)安の15093.12で終了。年初来の下落率は26%となった。

資産額でインド2位の銀行、ICICI銀行(ICICIBC IN)は4%安の

710.7ルピー。時価総額で3位の銀行、HDFC銀行(HDFCB IN)は3.7%下げ

1217.35ルピー。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比102.0ポイント(2%)安の4951.6。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比14.40ポイント(0.9%)安の1562.72。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比1.46ポイント安の7292.34。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前日比5.03ポイント(0.2%)安の2811.79。

【マレーシア株式市況】

クアラルンプール総合指数は前日比6.25ポイント(0.6%)安の1112.53。

【タイ株式市況】

SET指数は前営業日比1.33ポイント(0.2%)安の701.60。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前日比5.94ポイント(0.3%)高の2063.52。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前日比33.92ポイント(1.2%)安の2721.94。