日コン株は午後に安値付ける、民間投資低迷や鉄高騰でパイル製品減少

パイル(杭)やポールなどのコンクリー ト製品を製造する日本コンクリート工業の株価が、午後に入って年初来安値を 更新。景況感の悪化で、マンションやオフィスビルなどの建設に使われるパイ ル製品の販売が減少し、2009年3月期の連結営業利益予想を下方修正したこと を受けた。景気全般の低迷で民間設備投資の先行き不安も強く、売り注文が優 勢となっている。

この日の日コン株は、午前中は前日比6円(4.2%)高を付けるなど堅調 に推移していた。ただ、正午に09年3月期の業績予想の下方修正を発表して から下落に転じた。一時、同4円(2.8%)安の138円と、04年1月以来の安 値圏に沈んだ。

新しい09年3月期の業績予想は、本業のもうけを示す連結営業利益が前 期比37%減の4億円。当初計画は8億円と増額を見込んでいた。マンションや オフィスビルなどの民間設備投資が減少、道路などの公共事業の減少や工事着 工の遅延なども響く。さらに、鉄を中心に原材料価格が上昇しており、順次値 上げを行うものの、価格転嫁までにタイムラグが発生、収益を圧迫すると見る。

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