リゾートト株が6年ぶり安値、会員権販売が低迷-再減額への懸念強い

会員制リゾートホテル首位のリゾートトラ ストの株価が、一時前日比193円(15%)安の1066円まで急落。2002年9月以 来、約6年ぶりの安値まで売られた。個人消費の低迷などから会員権の買い控え 傾向が続き、主力の会員権販売が減少、今期(2009年3月期)業績は従来計画 を下回る見通しとなった。ただ、一段の減額懸念が高まっており、午前終値は 14%安の1079円で、東証1部の値下がり率で実質3位。

同社が12日に発表した第1四半期(2008年4-6月)の連結営業損益は、 9億9700万円の赤字(前年同期は20億3700万円の黒字)に転落した。会員権 事業が8億4700万円の営業損失となった上、ホテル・レストラン事業も7500万 円の営業赤字となった。いずれの事業も前年同期は黒字を計上していた。

経営企画室の牧野剛士主事によると、「米サブプライム問題以降、メインタ ーゲットである準富裕者層の60代の中小企業オーナーが景気の波を直接受けて おり、ホテル会員権の売れ行きが弱くなっている」という。

通期の再減額懸念も

第1四半期の不振を受け、会社側では通期の連結営業利益予想を81億円 (従来計画124億円)へと引き下げた。しかし、下期については売上高を54億 円減額する一方で、営業利益の減額幅は2億円にとどまる内容となっている。

JPモルガン証券の斉藤剛アナリストは、「7月の会員権販売はそこそこの 状況となったが、販売状況が計画割れとなる中で8月以降も現在の流れが維持で きるかは不透明。ホテル・レストラン事業の稼働率が上がってないこともリスク を感じる」と指摘。その上で、「通期はまだ減額修正のリスクが残っている」 (同氏)とした。

同証では13日付で、PBR(株価純資産倍率)0.97倍と予想配当利回り

4.3%から、目標株価を1170円(従来2000円)へと引き下げた。斉藤氏は、 「株価はPBRなどで下値抵抗力が働きやすい水準まで下落したが、ファンダメ ンタルズの弱さを考慮すると、目先は下振れする可能性がある」と見ている。

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