CCC株が年初来高値、会員数伸び第1四半期4割増益-高進ちょく率

レンタル店「TSUTAYA」を全国で展 開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の株価が急騰。一時は 前日比87円(16%)高の641円まで買われ、年初来高値を更新した。12日公表の 4-6月期(第1四半期)決算は36%の営業増益。提携先の拡充などでTSU TAYAの会員数が大きく伸びていることが確認できた。店舗大型化で売り上 げも伸びているため、投資家の買いが膨らんだ。

午前終値は同9.6%高の607円で、東証1部上昇率ランキング4位。出来高 は660万株と、過去5営業日の終日平均(118万株)の5倍超に膨らんだ。取引時 間中の上昇率16%は今年1月23日の17%以来の高水準。

CCCが12日の取引終了後に発表した第1四半期決算によると、本業のも うけを示す連結営業利益は前年同期比36%増の33億円となり、据え置かれた中 間期予想(67億円)に対する進ちょく率は48.9%となった。前年同期の進ちょ く率は40.2%で、中間決算時に7億円程度(予想比12%)上振れた。

6月末時点の会員数は前年同月比41%増の2925万人。ファミリーマートや 全日本空輸など46社との提携により、全国2万9000店でのポイント利用が可 能になったため、20代の2人に1人が保有するカードになったという。同社I R担当の森義洋氏によると、8月にも会員数は3000万人を突破する見通し。

CCCが示した資料によると、店舗末端売上高は前年同期から6.1%増加し た。海外ドラマのブーム一巡などで既存店売上高は同1.7%減だったが、TSU TAYA店舗数が44店純増の1339店に拡充、CDやDVDの販売高も伸びた。

09年3月通期の連結業績予想は前回のまま据え置かれた。売上高は前期比

5.2%増の2500億円、営業利益は同1.9%増の155億円になる見通し。IR担当 の森氏は7-9月期(第2四半期)の事業環境について、「前年同期の既存店 売上高が5.0%増と発射台が高いうえ、8月は北京五輪のテレビ観戦でレンタル 需要が食われる」ことから厳しいと話していた。