アパマンH株がストップ安売り気配、通期下方修正と減配-最終赤字に

大証ヘラクレス上場で、不動産情報サー ビスの提供や住宅の賃貸管理、資産運用などを行うアパマンショップホールデ ィングスの株価が、制限値幅いっぱいのストップ安水準となる2000円 (12%)安の1万4510円で売り気配。不動産市場収縮の影響やのれん等減損 損失、店舗閉鎖損失の発生などで2008年9月期は最終赤字に転落する見通し となり、さらに期末配当を見送ることも嫌気されている。午前終了段階の注文 状況は、差し引き8000株以上の売り超過。

アパマンHはこの日の取引開始前、08年9月期の連結売上高見通しを従 来の700億円から14%引き下げて600億円に、純損益は36億円の黒字から20 億円の赤字に転落する見通しと発表した。前期比較では、売上高はこれまでの 8%増益予想から一転6.6%減益になり、前期純利益は14億円の黒字だった。

会社側では下方修正の背景について、金融収縮や建築基準法改正による確 認申請の厳格化などの影響が不動産市場全体、同社が手掛けるプリンシパル・ インベストメント事業(投資不動産)、ファンド事業(ファンドマネジメン ト)に波及しているという。あっ旋事業(賃貸あっ旋や情報インフラ)やプロ パティ・マネジメント事業(賃貸管理やサブリース)では適正な販売管理費に 是正するまで数カ月かかり、収入も保守的に見積もった結果、収益の下振れに つながる。さらに第3四半期(07年10月-08年6月)時点で投資有価証券評 価損、のれん等現存損失、店舗閉鎖損失など合計29億円弱の特別損失を計上 することになり、通期では最終赤字に落ち込む見通しだ。

同社では、今期の1株当たり配当を中間期に850円、期末に850円の計 1700円を予定していたが、期末配当は見送り、年間で850円にとどめる方針 もこの日示した。前期は期末のみの年間1500円配。

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