米アプライド・マテリアルズ、受注回復見通しを発表-株価4.5%高

半導体製造装置最大手の米アプライド・マ テリアルズは12日、新規受注の回復見通しを発表した。これを受けて半導体メ モリーメーカー主導の落ち込みが終息に近い可能性がある様子が示された。同 社の株価は4.5%上昇。

アプライドのジョージ・デービス最高財務責任者(CFO)は電話会議で、 2008年8-10月(第4四半期)の受注は前期比で5-10%増加するとの見通し を発表した。08年5-7月(第3四半期)の受注は同16%減だった。

メモリーメーカーが供給過剰への対応を進めるなか、半導体製造装置の受 注は予想より早く回復する可能性がある。この日発表した5-7月期決算が6 四半期連続の減益となったアプライドは、DRAM(記憶保持動作が必要な随 時書き込み読み出しメモリー)とフラッシュメモリー(電気的に一括消去・再 書き込み可能なメモリー)の一部メーカーからの受注が増えていることを明ら かにした。

パシフィック・クレスト・セキュリティーズのアナリスト、ウェストン・ トウィグ氏は、5-7月期について「おそらく谷だったのだろう」と指摘。そ の上で、「問題は本当に回復軌道に乗っているのか、それとも8-10月期に若 干好転してもその後再び落ち込むのかだ」と語った。

アプライドの12日株価終値は、前日比5セント安の18.47ドル。時間外取 引では一時19.30ドルと、終値に比べ83セント上昇した。年初からの騰落率は プラス4%。

同社の発表資料によると、5-7月期の純利益は1億6480万ドル(1株当 たり12セント)で、前年同期の4億7350万ドル(同34セント)から減少。売 上高は前年同期比28%減の18億5000万ドルだった。ブルームバーグ・ニュー スによるアナリスト調査では、1株利益13セント、売上高18億5000万ドルが 見込まれていた(数字は予想平均)。

同社によると、8-10月期の一部費用を除いた1株利益は12-15セントの 見通し。売上高は前期比2-10%増を見込んでおり、これは最大20億4000万 ドルに相当する。アナリスト予想平均はそれぞれ19セント、20億2000万ドル。