ロンドン鉛先物:20年余で最大の下げ-経済成長鈍化の兆しを嫌気

ロンドン金属取引所(LME)の鉛先物相場 は12日、過去20年余で最大の下落率を示した。世界の経済成長鈍化の兆しが示 され商品相場が下落するとともに、ドル相場の上昇で代替投資先としての金属の 需要が後退したことが要因。

スタンダード・アンド・プアーズのゴールドマン・サックス商品指数(S& P GSCI商品指数)は12日、前日比最大1.4%下げ、4カ月ぶりの低水準とな った。過去最高水準の893.859に達した7月3日以降の下落率は22%となり、同 指数は弱気相場入りしている。対ユーロのドル相場が今月に入って4.3%上昇する 一方、鉛相場は21%下落している。主要6通貨に対するドル指数は半年ぶりの高 水準となった。

ヘリテージウエストフューチャーズ・ドットコム(サンディエゴ)のアナリ スト、ラルフ・プレストン氏は「現時点の市場心理は、日本や欧州など世界の経 済成長の鈍化に重点を置いている」と指摘。「鉛相場の劇的な下落は、ドル指数 が半年ぶりの高水準に達したため先物市場でレバレッジの解消が続いていること が要因だ」との見方を示した。

ブルームバーグのデータによると、LMEの鉛先物相場(3カ月物)は、前 日比185ドル(9.6%)安の1トン当たり1740ドルと、少なくとも1987年以降で 最大の下落率を示した。過去1年間では40%、年初来では32%下げている。2007 年には53%上昇し、年間ベースで5年続伸した。

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