欧州株:3日ぶり下落、銀行損失懸念高まる-金属相場下落で鉱山株安

欧州株式相場は3営業日ぶりに下落。金属相 場の下落を背景に鉱山株が売られたほか、銀行の損失が拡大するとの懸念が広がっ た。

オーストラリアの鉱山会社、BHPビリトンは安い。金とプラチナ、銅相場の 下落を嫌気した。銀行株では、仏BNPパリバと伊ウニクレディトが安い。米JP モルガン・チェースが、住宅ローン資産に対し15億ドルの評価損を計上する可能 性があることを示唆したことがきっかけとなった。スイスのUBSは1週間ぶり大 幅安。英エンジニアリング製品メーカーのウィヤー・グループは2006年以降で最 大の値下がり。同社の米部門売上高が落ち込んだことが響いた。

ダウ欧州株価指数は前日比0.4%安の291.84で終了した。ダウ欧州50種 株価指数とダウ・ユーロ50種株価指数はいずれも0.3%下げた。

ニューフリズOBCアセット・マネジメント(パリ)のファンドマネジャー、 エマニュエル・スープル氏は「資源銘柄の最高のパフォーマンスは過去のものとな った」と述べ、「景気減速の見方が原材料価格への重しとなっている」と指摘した。

BHPは1.3%下落した。英豪系鉱山会社のリオ・ティントは1.2%安となっ た。金相場は8日連続安と、01年以降で最長の下げとなった。

BNPパリバは3.7%安。ウニクレディトは1.2%下げた。JPモルガンは7 -9月期に住宅ローン担保資産への評価損として少なくとも15億ドルを計上する ことを明らかにした。

UBSは2.4%下落した。同行の4-6月(第2四半期)決算は3億5800万 スイス・フランの純損失となった。同行はまた7-12月(下期)に「経済や金融 市場の悪化傾向」が改善するとはみていないことを明らかにした。

英スタンダード・チャータード銀行は6.8%下げた。米シティグループが、ア ジアでのインフレ圧力の高まりを理由に、スタンダード株の投資判断を「ホール ド」から「セル」に引き下げたことが嫌気された。

ウィヤーは7.9%安となった。同社が昨年買収した米部門SPMフロー・コン トロールの1-6月期の売上高が7000万ポンドと、前年同期の7900万ポンドを 下回った。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比7.3ポイント(0.1%)安の5534.5。FTオー ルシェア指数は同7.14ポイント(0.3%)下げて2820.17。

ドイツのDAX指数は23.76ポイント(0.4%)下げ6585.87。HDAX 指数は12.99ポイント(0.4%)安の3346.36。

フランスのCAC40指数は20.01ポイント(0.4%)低下し4518.48で終 了した。

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