IEA:09年世界石油需要見通し上方修正-中国の消費拡大で1.1%増

国際エネルギー機関(IEA)は12日発表 した月報で、2009年の世界石油需要見通しを上方修正した。また北京五輪後に、 中国の原油消費が拡大するとの見方を示した。

月報によれば、IEAは09年見通しを日量8780万バレルと、7万バレル引 き上げた。これにより、同年の需要は前年比1.1%増見込みとなる。08年の増加 率予想は0.9%で据え置いた。

中国については、消費者の旅行増加により、石油需要が来年5.7%増えると 予想している。IEAによれば、世界経済成長見通しの「小幅修正」やドイツで 灯油在庫の枯渇の解消が見込まれていることも、今回の見通し修正に影響した。

IEAは月報で「中国での最近の原油消費の傾向は、予想以上の需要増加の 可能性か五輪前の在庫積み増し、もしくはその両方を示唆している」と指摘。中 国の需要は、北京五輪期間中の大気汚染削減策が撤廃されることで、「再び増加 する可能性が高い」との見方を示した。

IEAはこのほか、石油輸出国機構(OPEC)加盟国以外からの今年と来 年の原油供給見通しを日量約10万バレル上方修正した。北海と米国でのプロジ ェクトの見通しが改善したためとしている。予想供給量は今年が5010万バレル、 来年が5080万バレル。

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