日本株は小安くもみ合う、鉄鋼軟調も大型株しっかり-米株見極めへ

午後の東京株式相場は、日経平均株価が小 安い水準でもみ合っている。足元の普通鋼鋼材受注量が急速に鈍化していると伝 わり、新日本製鉄などの鉄鋼株が引き続き下落。海外商品相場の下落傾向を受け、 住友金属鉱山などの非鉄金属も売られている。7月売上高が会社計画を下回った ホクトを中心に水産・農林業も安い。半面、銀行や保険など金融株中心に大型株 の一角が高い。東証業種別33指数は20業種が下落、13業種が上げている。

SMBCフレンド証券の中西文行ストラテジストによると、「今晩で米国市 場の金融株19銘柄の緊急空売り規制の期限が切れる。米国株がどう反応するか 警戒感があるため、買い上がることは難しい。閑散相場で売りも出にくく、相場 はこう着している」という。シカゴ24時間電子取引システム(GLOBEX) のS&P500種株価指数先物は、基準価格比0.9ポイント安と小動き。

午後2時6分現在の日経平均株価は前日比91円74銭(0.7%)安の1万 3339円17銭。TOPIXは同2.39ポイント(0.2%)安の1277.61。東証1部 の売買高は概算で15億2862万株。騰落状況は値下がり銘柄数1119、値上がり 銘柄数476。

高配当割安投信からの買いか

TOPIXニューインデックスシリーズの動きを見ると、コア30指数、ラ ージ70が上昇しているのに対し、スモール、ミッド400はマイナス圏に沈んで おり、相対的に時価総額の大きい銘柄に買いが入っている。コア、ラージの上昇 寄与度上位には、ホンダや三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナ ンシャルグループ、三井住友海上グループホールディングス、HOYAなどが入 っている。

SMBCフレンドの中西氏は、「海運、電力株も上昇しており、今月は高配 当割安型の投信の設定が目立っていたため、投信からの買いが入っているのかも しれない」と話していた。

IIJは下落転換、ダイフクは上げ拡大

個別では、新規事業拡大に伴うコスト負担にシステム構築の増収ペースが追 いつかず、午後零時に第1四半期(4-6月)の連結純利益は前年同期比70% 減となったと発表したインターネットイニシアティブが午後に下落に転じた。

半面、物流システム部門がほぼ計画通りに推移して第1四半期(4-6月) の連結営業利益が前年同期比8.8%増となったと午後1時に発表したダイフクが 発表後に上げ幅を拡大。発行済株式総数の2.2%に相当する250万株、金額にし て30億円を上限に自社株買いを実施するとも同時には発表した。

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