アジア太平洋地域の債券保有リスク低下、米株高や原油下落で-CDS

12日のクレジット・デフォルトスワップ (CDS)市場で、アジア太平洋地域の債券保証コストが2日連続で低下した。 先週の米株式市場で、S&P500種株価指数が週間ベースで4月以来最大の上げ となったほか、原油相場下落で世界景気が一段と減速するとの懸念が後退した。

投資適格級の豪企業25社に関連したマークイットiTraxxオーストラ リアシリーズ9指数は1週間ぶり低水準。日本やアジアの指数も下げた。指数低 下は信用の質が改善したとの認識を示す。

ニューヨーク原油先物相場は11日、一時5月2日以来の安値に下げ、7月 11日に付けた最高値1バレル=147.27ドルからの下落率が22%となった。商品 相場の下落が米国のインフレを抑制するとの見方から、欧米のCDSスプレッド が低下。これがアジアでの下げにつながった。

ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)の債券信用調査部門責任者、マ イケル・ブッシュ氏(メルボルン在勤)は、調査リポートで「米株の上昇と原油 下落が続けば、CDSスプレッドはさらに低下する可能性が高い」と指摘した。

JPモルガン・チェースによれば、マークイットiTraxx豪州シリーズ 9指数はシドニー時間午前11時半(日本時間同10時半)現在、3ベーシスポイ ント(bp、1bp=0.01%)低下の138bp。ブルームバーグのデータによれ ば、これは今月4日以来の低水準。

BNPパリバによれば、50の投資適格級発行体で構成するマークイットi Traxxアジア(日本除く)指数は2bp低下の140bp。高リスク・高利回 りの発行体で構成する同様の指数は10bp下げて545bp。

モルガン・スタンレーによれば、同日本指数は1bp低下の117bp。

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