関電化が大幅続伸、半導体向けフッ素系製品好調-三菱U証は強気判断

半導体・液晶用特殊ガスに強みがある関東 電化工業の株価が大幅続伸。半導体や液晶向けのフッ素系製品などが好調に推 移しており、第1四半期(2008年4-6月)決算で業績拡大傾向が確認された。 三菱UFJ証券が最上位の投資判断を継続し、買い安心感も広がったようだ。

株価は一時、前日比53円(9.7%)高の598円まで上昇。午前終値は同37 円(6.8%)高の582円で、東証1部上昇率ランキング6位に入った。

同社が11日に発表した第1四半期決算によると、連結純利益は前年同期比 21%増の7億2300万円。一部製品の販売終了などで基礎化学品事業は伸び悩ん だものの、精密化学品事業が収益拡大をけん引した。三フッ化窒素、六フッ化 硫黄は、半導体や液晶向けの需要に支えられて販売数量が増加。エッチングガ スであるヘキサフルオロ-1,3-ブタジエンは半導体の微細化を背景に需要が 伸びた。

09年3月期の連結業績予想は従来計画を据え置き。連結純利益は前期比

5.4%減の31億円と減益を見込む。同社・人事総務部の徳升聡司専任課長は第 1四半期の業績は計画と比べ順調に推移しているとしながらも、「原燃料価格 の上昇やコスト増加、景気の減速による需要の減少などによる販売価格の下落 が懸念される」とし、通期予想を据え置くことにしたという。

ブルームバーグに登録された証券系アナリスト6人の収益予想では、純利 益の平均は32億3300万円で、会社計画達成の確度は高いとの見方が多い。三 菱UFJ証券は11日付で投資判断「強いアウトパフォーム」、目標株価830円 の継続を決めた。

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