エルピーダ株が3000円割れ、決算発表後の上昇分消す-格下げ(2)

DRAM(記憶保持動作が必要な随時書 き込み読み出しメモリー)専業メーカーのエルピーダメモリの株価が大幅続落。 一時、前日比195円(6.2%)安の2965円と、取引時間中としては6営業日ぶ りに3000円を割り込んだ。午前終値は同5.5%安の2985円。

三菱UFJ証券が12日付で、収益見通しの不透明さを理由に投資判断を 従来の「2(アウトパフォーム)」から「3(市場平均並み)」に引き下げて おり、7日の第1四半期(2008年4-6月)連結決算発表後の上昇分を一気に 相殺し、さらに下押した格好。

4-6月期決算は、DRAMの市況低迷で営業損益が156億円の赤字(前 年同期は37億4000万円の黒字)と3四半期連続の赤字だったが、損失の幅は 前四半期の259億円から縮小した。メリルリンチ日本証券は7日、同じく赤字 に悩む同業他社よりも競争環境は有利だ、などとして、エルピーダの投資判断 を「中立」から「買い」に引き上げていた。

一方、三菱U証の嶋田幸彦シニアアナリストは12日付リポートで、格下 げは「需要期に入ったにもかかわらず、再びDRAM価格が下落に転じた」こ とが理由だと説明。7-9月期の損益状況に会社側が明言を避けたことは要注 意だと指摘した上で、エルピーダが上半期で200億円、通期(09年3月期)全 体では150億円の営業赤字を出すとの見通しを示している。

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