三菱マテ株が反落、建設工事減少しセメント需要低調-四半期減益

三菱マテリアル株が反落。前日比18円(4.4%) 安の393円まで下げた。11日発表した第1四半期(4-6月)連結決算は、建 設工事の落ち込みでセメント需要が低調だったうえ、機械や装置を中心に耐用 年数を変更して減価償却費が膨らみ、減益だった。景況感の悪化が続くなか、 セメントの需要回復には時間がかかるとの見方があり、売り注文が膨らんだ。

第1四半期の連結営業利益は前年同期比9.5%減の193億6400万円。部門 別で見ると、電子材料事業やその他事業はほぼ変わらなかったものの、セメン ト事業がゼロ(前年同期は24億円)に落ち込んだ。法改正により機械、装置の 耐用年数を変更したことで、営業利益を計11億5300万円押し下げた。

SMBCフレンド証券の投資情報部・東秀昭課長代理は「一部マンション 業者で資金繰りが滞るなど経営破たんをした会社もあり、セメント需要が伸び 悩むと予想されていた。今後も建設投資は伸びにくく、収益改善の期待が持て ない」と指摘する。

直近の株価推移をみると、5月20日に年初来高値555円を記録した後は、 右肩下がりの状態。8月5日には384円まで値を下げた。この間の下落率は3 割に達する。東氏は「景気が上向くまでは株価の上昇は期待薄」とみている。

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