新光証の三浦氏:原油急落は景気悪化論に結びつくリスクあり-債券

新光証券債券ストラテジストの三浦哲也氏 は12日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、債券相場に与える 原油価格の影響などについて、以下のように語った。

原油相場の動きについて:

「原油相場の影響で債券市場の心理が傾いている。このまま急落していく と、場合によってはバブル崩壊よりも景気悪化といったところと結びつくリス クがあるだろう。一方で、原油相場が反発すればインフレリスクを呼び起こし かねない。市場では、非常に都合の良い解釈が出てくるため、こちらの動きに は注意すべきだと思っている。これを通じて株価がどう動いてくるかをみてお く必要がある」

きょうの債券相場のレンジ見通しについて:

「海外市場の影響を受けて、やや軟化からスタートするだろう。ただ、原 油価格の下落をインフレ懸念の後退に結びつける動きが強いとみている。景気 後退もベースラインになっているので、この先は売りにくいという意識が強い だろう」

新発10年債利回りの現在の水準について:

「日本の短期金利の水準と米国の債券利回りとのバランスで見ると、1.4% から1.7%の水準は許容の範囲だと思う。高値圏にあるが、オーバーシュート(行 き過ぎた値動き)という議論は難しいと思う」

13日発表の4-6月期のGDP速報値について:

うるう年で2月29日の分が余分に加算された1-3月期の反動で、「マイ ナスになるとコンセンサスができているが、どちらかというと、売りにくい状 況の中で、後付け材料にされるとみている。材料出尽しというよりも下値を支 える方向に都合よく解釈されないか注目している」