訂正:東応化株が続伸、液浸ステッパーの伸長期待-業績は計画通り

半導体向けフォトレジスト(感光性樹 脂)が主力の東京応化工業の株価が続伸。一時は前日比81円(4.2%)高の 2030円まで買われ、7月28日以来、約半月ぶりに2000円台に回復した。足元 では液晶パネル製造装置の検収などが低迷しているものの、米半導体最大手イ ンテルが同社のArF液浸ステッパー(露光装置)を本格的に利用する方針を 示しているため、来期以降の業績への期待感が強いようだ。

東応化が11日の取引終了後に公表した4-6月期(第1四半期)決算に よると、本業のもうけを示す連結営業利益は前年同期比23%減の18億円に落 ち込んだ。在庫調整時に受注した液晶パネル装置の多くが採算割れとなってい ることが響いた。

部門別営業損益は、材料が32億円の黒字で前年同期から4.6%増加したが、 装置が3億3200万円の赤字で、前年同期から6億5300万円悪化した。「装置 事業の受注高は前年同期比7倍弱となっている」(東応化広報部の宮地大樹 氏)そうで、同事業の売上高や利益は会社側の予想通り進ちょくしているとい う。

三菱UFJ証券の石野雅彦シニアアナリストは12日付の投資家向けリポ ートで、「最大顧客であるインテルがArF液浸ステッパーを本格利用する計 画であるため、09年度以降は業績回復が予想される」と指摘、同社株の株価純 資産倍率(PBR)が0.71倍となっていることを鑑み、投資判断「3(中 立)」を維持した。