短期市場:翌日物0.50%か、年金払いで1週間物低下-日銀は中立調節

短期金融市場では、無担保コール翌日物が

0.50%を中心に取引されそうだ。外国銀行の調達需要が低迷するなか、週末の年 金払いによる資金余剰日をまたぐ1週間物が低下している。この日の準備預金残 高は4兆5000億円程度に減少する見通しで、日本銀行は朝の金融調節を見送り、 ほぼ中立姿勢に戻す可能性がある。

11日の加重平均金利は0.2ベーシスポイント上昇の0.501%。先週後半の相 場で加重平均が2日連続で0.50%を割り込むなか、日銀が資金吸収オペを継続 して準備預金を4.8兆円に縮小し金利低下を抑制したため、0.50%中心に推移し た。12日受け渡し分は0.50-0.505%程度。ユーロ(オフショア)円は0.45% 程度と低水準が続いており、金利が割高な無担保コールの残高低迷につながって いる。

12日は10年物価連動国債の発行日。レポ(現金担保付債券貸借)は14日 受け渡し分まで0.52-0.53%程度で安定しており、最近は国債発行の影響が小 さいものの、午後に取引される15日受け渡し分は準備預金の積み最終日にあた るため水準が注目されている。

準備預金の積みは平均ペースと比べた進ちょく率かい離幅がプラス1.8と、 積み最終日である15日の資金余剰を意識して抑制気味に推移している。同日は 国から年金が払い込まれることで3.5兆円程度の余剰が見込まれている。

15日をまたぐ無担保コール1週間物は0.53%と、前週の0.55%中心から弱 含んでいる。もっとも、同日の翌日物(15日-18日)は準備預金の新しい積み 期間(8月16日-9月15日)にもかかるため、多めに資金が抱え込まれる可能 性もある。

調節見送りの予想-準備預金4.5兆円

午前9時20分の定例金融調節が見送られた場合、当座預金は前日比3000億 円減少の6兆1000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀)は3000億円減の4兆 5000億円程度になる見込み。見込み額公表前の市場では調節見送りを予想する 声が多い。

準備預金の残り必要積立額(1日平均4兆2000億円)と積み終了先(11日 は2900億円)から推計した中立水準は4兆5000億円程度とみられ、調節が見送 られれば、ほぼ中立調節になる。